2016年02月20日

雛人形





 あちこちの博物館や公共の施設でこの時期になると雛人形が展示されるようになる。

 我が家にも雛人形があった。娘が誕生したときに買った雛人形である。毎年手入れが
大変であった。娘が結婚したときに大きな荷物になったが持たせた。

 2月中下旬になると、毎年パートナーと雛人形を見に出かける。今年はノリタケの森で雛人
形を鑑賞してきた。ここは陶器の雛人形。それでも、実に精細に作られており、しかも
美しい色彩が出ていた。ふたりでどうのこうのと昔を懐かしんでいた。

 徳川美術館でも開催されている。どちらも超豪華な雛人形。庶民には手の出る品ではな
い。せいぜい百貨店で見かける雛人形が目一杯。賑やかだった家庭を振り返るのに良い刺激。
娘は既に40歳過ぎ。遠い昔のできごとであった。  

2016年02月15日

ビーズで国旗作り



 北名古屋市国際交流協会が第4回アジアフェスタを市文化勤労会館で13日の土曜日に開催した。
館内の至る所で楽しめるように工夫がされていた。

 メインはホールで開かれたバリ島の音楽とダンス。華麗なショウを楽しませてくれた。ランチも
コーヒーも異国の食文化を堪能できるようようになっていた。

 この会場でビーズで国旗作りのコーナーがあった。我が孫がこれにのめり込んでしまったらしい。
朝から昼食を挟んで終わるまで国旗作りに勤しんでいたそうな。まだ小学1年生。この会場で、アメリカ、
イギリス、カナダ、ブラジル、韓国、ジャマイカなどの国の名前を覚えてしまった。

 孫は、ビーズで作った国旗を自慢げに見せてくれた。よほど楽しかったのだろう。作業しながら
覚える国旗と国名。国を覚えるのは国際交流の始まりでもある。協会担当者のアイディアに頭が下
がる思い。  

Posted by mc1543 at 11:41Comments(0)TrackBack(0)日々の生活

2016年01月24日

円空

 もうずいぶん以前になるが、美術館で「円空展」を観た。大きな作品からとても小さな作品まである。美術品としてみるより親しみのある身近なお守りではないかと当時感じた。

 その後、何回も展示会を訪れ、円空仏を目にしてきた。鉈で彫っているから当然荒々しさが目に付く。だが、顔をじっくり見ると惹き付けられる。何とも表現できない笑顔。「モナリザの微笑み」とは異質。

 年甲斐もなくかような魅力に惹かれた。ちょっぴり本を読んで、円空さんを知ろうと発奮。
図書館で借用して、年末から読み耽ったのが4冊の本。梅原猛著、新潮社「歓喜する円空」、長谷川公茂著、風媒社「東海の円空を歩く」、井上雄彦著、美術出版「円空を旅する」、古田十駕著、幻冬舎「円空鉈伝」。これで少しは円空さんを知ることができた気がするが、まだまだ読む本がありそう。

 近隣には円空関係の施設がいくつかある。今年は訪ね歩く楽しみができたようだ。さらに素敵な微笑みを讃えた円空仏が見つかるかも知れないと期待して。
  

Posted by mc1543 at 11:04Comments(1)TrackBack(0)読書

2016年01月22日

ピカソ、天才の秘密


 週刊誌的な目を惹き付けるような題が付いている。「天才には秘密があったのだ!」愛知県美術館がこれを暴露!」。

 国会では、金の授受を暴露され、答弁に苦慮する人がいる。こんな呼び込みテーマに見事につられて、栄の愛知県美術館まで出かけたオッサン。平日の朝にもかかわらず、善良な老若男女が実に多い。

 展示は、秘密を暴露する手順が4章に分かれている。早熟な少年期から始まる。如何におませであったかを知らしめる内容展示。次は当然、「青の時代」、「バラ色の時代」の展示し、如何に多くの作品を描いたかを示す。天才は作品の多さでも、スーパーマンであると誇示している。最後は、「キュビズムとその後」と題して様々な角度から描けるんだぞッ!」とピカソの幅の広さを誇示。

 週刊誌と同じで結論は全く明示されていない。そうだよねぇ~。それは「ヒミツ」だとさ。でも、そのヒミツをこの展示会で感じられるような気がする。それは学芸員の展示の巧さが。
この展示会で、ピカソの作品を日本がどれほど多く所有しているかも誇示してた。

 附記:「AAC」vol86が館内に置いてある。これにも「天才の秘密」と題して書いてあるので参考になると思う。



  

Posted by mc1543 at 14:57Comments(0)TrackBack(0)

2015年12月27日

以前のブログ

 ずいぶん古くは「犬と暮らす」と題してホームページを書いていた。それからブログ時代になり、「おぢさんの見聞
日記」駄文ながら記していた。

 その後、「フェイスブック」の登場で、様々な方から誘われ、そちらに主流を移し、ブログを閉じた。

 「フェエイスブック」のノートに旨く書くことができればいいが、自由度が極めて低い。それで年齢を考慮し、再び物
忘れの激しい年頃になったのを機に再びブログ「忘れな草」をオープンした。

おぢさんの見聞日記:http://silver.ap.teacup.com/odisan/  

Posted by mc1543 at 19:38Comments(0)TrackBack(0)

2015年12月21日

読書



チェルノブイリの祈り スペトラーナ・アレクシエービッチ著 松本妙子訳 岩波書店刊 北名古屋市西図書館蔵
今年のノーベル文学賞受賞者の著作。僕にはこの人の本を触れる機会が今日まで全くなかった。正直、どんな人と驚いたほどだった。読んで、ノーベル賞に値する作品と十分納得できた。恐らく相当な圧力を国家から受けたであろうと想像できる。

 原子力発電はアメリカ、ロシア、日本で大きな事故が発生している。原子力発電はいったん暴走すると、手が付けられないと聞いている。危険きわまりない発電方法である。エネルギー資源のない日本。政府は原子力発電だけが頼りの方針。

 この本によると、チェルノブイリで事故が発生した直後、わずかなウオッカとお金で事故現場へ送り込まれた人々。彼らはその後、悲惨な死を迎えている。周辺の妊婦はすべて堕胎させられたと記述されている。作業員や周辺住民が極めて惨めな状態に追いやられていることを克明に記録している。原爆の被害を受けた日本。人体への影響については最も資料があるはず。

 福島では、作業員はどのようにして集められたのであろうか。彼らのその後の健康状態。海に放出された汚染水。海の汚染は本当に大丈夫なのか。放置された動物たちは、一体どうなったのか。「事故その後」が一向紙面に報道されない。原子炉の稼働のニュースばかり。国民は真の情報が知らされているのだろうか。各新聞社には政府から圧力がかかっているかも知れない。著者のような記者魂のある人がいないのであろうか。読んでおきたい一冊
  

Posted by mc1543 at 15:37Comments(0)TrackBack(0)日々の生活

2015年12月17日

水族館

 動物園に植物園、それに水族館。日頃、目にすることができない種に出会えるのが魅力だろうか。
近年、何処も展示方法が工夫され、魅力溢れる展示を提示し、来館者を堪能させてくれる。

 各務ヶ原市に世界淡水魚園水族館がある。近場なのに、なかなか見学に出かけられなかったのが
この水族館。やっとの思いで、重い腰を上げた。

 年末近い平日の朝。しかも、新たな展示会の直前と言う時期であったのか、空いていた。じっくり
観察できた。素晴らしい展示方法に感心。水中や、水辺に住む生物の観察を十分堪能をできた。展示
されている種の勉強をしておくともっと興味が湧くのではと思えるのだが、余りの無知に悔いるばか
り。

 世界最大のネズミ「カピバラ」や「コツメカワウソ」は子どもにも人気が出そう。コツメカワウソ
の給餌時間に出くわし、その行動の可愛らしさを堪能できた。 19日からは「ハイギョ」の展示が始
まる。素晴らしい展示が期待できそう。また、楽しめる場所が見つかった。  

Posted by mc1543 at 18:55Comments(0)TrackBack(0)日々の生活

2015年12月12日

楽しむ

楽しむ
 夫婦二人の気ままな生活。2匹の犬と室内にある様々な植物と共存している。飼っている
のは老犬ラブラドールと若い柴犬。どちらも雌。番犬としての役割が大きい。これらの世話
で、日々の生活に退屈することはあまりない。むしろ規則正しくなる。

 犬とは散歩の友であったり、庭に放して一緒に戯れる。いい遊び相手でもある。だが、彼女
たちのおかげで庭のあちこちに穴が掘られたり、駄目になってしまう植物もある。動物・植物
そして人間の完全なる共存は我が家では難しい。庭に木々はある。それらの水遣りも夏は大変
である。

 室内では、パートナーが「百均」で購入する観葉植物を育てるのが大好き。「百均」でもこん
なに大きく育つと自慢して楽しんでいる。鉢が大きくなると、手伝いを命じられる。リビングの
テレビラックの上を中心に、その他の場所に並ぶ植物。目の保養には実に良い。大きくなる楽し
みも味わえる。冬場の乾燥にも喉を痛めずに済む。老人の乾燥肌には有り難い。

 最近の問題は「この植物何ちゅう名前だっけ?」と、お互いがよく聞く。植物の名前がすぐには出
てこなくなった。残念ながら、植物は元気よく育っている。我々も加齢だけが大きくなっている。
だが、頭の中には空洞だけが育っているような気がするが…。スパティフィラムとかフィロデンドロ
ン・セロームはなかなか覚えられない。ばだらボケが始まりだしたのだろうか?

  

Posted by mc1543 at 16:20Comments(0)TrackBack(0)

2015年12月07日

香りと読書

 本が好きになったのは、小学高学年であった。江戸川乱歩の少年少女向きの本を読みあさったのが始まりだったような気がする。江戸川乱歩全集やルブランの「ルパン全集」を全巻読破した。当時、小説に出てくる探偵明智小五郎の助手小林少年にあこがれた。誰もが好きになるサスペンスもの。その後、ベルヌの子ども向きの「80日間世界一周」などにSF小説に関心を持つようになった。本好きはこの頃形成されたのだろう。

 中学時代は、ハードカバーの「ラジオの制作」が僕のバイブルになった。本がぼろぼろになるほど目を通した。ラジオを作ったり、短波放送を聞いたりして海外に関心が向いていった。この頃の経験が、アマチュア無線の資格修得と海外との交信へと趣味の世界が広まった。高校生になって、古典を読みあさるようになった。勉強のためではない。古典はエッチな話が数多い。始まりは、確か「宇治拾遺物語」だった。古典を読んでいると、友達は勉強していると思ってくれる。だが、僕の頭の中はピンク一色。実に不真面目な高校時代だった。
 海外の大河小説に目を向けたのは電車通学時間の長い大学時代。読書好きの友人が多かったことにも一因かも知れない。読んだ本の情報交換をしあって、お互い刺激しあった。時間的ゆとりがあった。この時代に、著名な大河小説はおおかた読み終えた。「チボー家の人々」や、文庫本の「戦争と平和」、「罪と罰」、「怒りの葡萄」など。これらは、読み終わるまでに長時間を要す。ある意味、忍耐力も必要だった。

 この頃、読書時間に友達ができた。だから、長時間文字と落ち着いて格闘できたのかも知れない。日中は本を読みながら、コーヒーの香を楽しむ。夜はウィスキーかブランディーの香を楽しみながら読書にいそしんだ。これらの香りはなぜか僕の読書によくあう。鎮静効果があるのだろう。この習慣は年老いた現在でも続いている。もちろん、僕の読書に刺激を常に与えてくれる人物がいることも事実。メールで本の紹介を送ってくれる。だが、アルコールを友にする読書法は僕だけのようである。夜は手の届くところにあるアルコールで秋の夜長に活字を楽しむ日々。生活に充実感を与えてくれる。だが、問題はある。読んでも、内容はすぐ頭から消えてしまっている。これはアルコールの影響では決してしない。すぐ消えるのは僕の頭機能が悪いせいであると。いつまでも友として読書を楽しみたいからだ。ラム酒の香りが素敵と聞く。まだ友としてはいない。友ができる限り、読書好きが続くかな。僕は決して読書家ではない。正体は単なるアルコール好きだったりして!

  

Posted by mc1543 at 10:28Comments(0)TrackBack(0)