2016年01月22日

ピカソ、天才の秘密


 週刊誌的な目を惹き付けるような題が付いている。「天才には秘密があったのだ!」愛知県美術館がこれを暴露!」。

 国会では、金の授受を暴露され、答弁に苦慮する人がいる。こんな呼び込みテーマに見事につられて、栄の愛知県美術館まで出かけたオッサン。平日の朝にもかかわらず、善良な老若男女が実に多い。

 展示は、秘密を暴露する手順が4章に分かれている。早熟な少年期から始まる。如何におませであったかを知らしめる内容展示。次は当然、「青の時代」、「バラ色の時代」の展示し、如何に多くの作品を描いたかを示す。天才は作品の多さでも、スーパーマンであると誇示している。最後は、「キュビズムとその後」と題して様々な角度から描けるんだぞッ!」とピカソの幅の広さを誇示。

 週刊誌と同じで結論は全く明示されていない。そうだよねぇ~。それは「ヒミツ」だとさ。でも、そのヒミツをこの展示会で感じられるような気がする。それは学芸員の展示の巧さが。
この展示会で、ピカソの作品を日本がどれほど多く所有しているかも誇示してた。

 附記:「AAC」vol86が館内に置いてある。これにも「天才の秘密」と題して書いてあるので参考になると思う。





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