2016年01月24日

円空

 もうずいぶん以前になるが、美術館で「円空展」を観た。大きな作品からとても小さな作品まである。美術品としてみるより親しみのある身近なお守りではないかと当時感じた。

 その後、何回も展示会を訪れ、円空仏を目にしてきた。鉈で彫っているから当然荒々しさが目に付く。だが、顔をじっくり見ると惹き付けられる。何とも表現できない笑顔。「モナリザの微笑み」とは異質。

 年甲斐もなくかような魅力に惹かれた。ちょっぴり本を読んで、円空さんを知ろうと発奮。
図書館で借用して、年末から読み耽ったのが4冊の本。梅原猛著、新潮社「歓喜する円空」、長谷川公茂著、風媒社「東海の円空を歩く」、井上雄彦著、美術出版「円空を旅する」、古田十駕著、幻冬舎「円空鉈伝」。これで少しは円空さんを知ることができた気がするが、まだまだ読む本がありそう。

 近隣には円空関係の施設がいくつかある。今年は訪ね歩く楽しみができたようだ。さらに素敵な微笑みを讃えた円空仏が見つかるかも知れないと期待して。


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この記事へのコメント
ご自分で掘ってみると
またまた違った感慨になるんではと思いますが・・・
Posted by 生田生田 at 2016年02月21日 08:46