2019年06月29日

再読 遠雷と蜜蜂


 小説は図書館で借りて読むことが多い。本が増えすぎることと、整理に大変なことが主な理由である。もちろん、懐寂しい年金族の宿命かも知れぬが。

 今年は四月末からの10連休と騒がれた。何処へ行っても混雑は避けられないだろうと、いつでも読めるように「積ん読本」として文庫本を買っておいた。村上春樹著「騎士団長殺し」全4巻と,恩田陸著「遠雷と蜜蜂」全2巻。

 後者は初めって知った著者。図書館では貸出待ちの状態。相当な人気らしい。どちらも読んでしまった。どちらも魅力的な本であったことは事実。買っておいてよかったと思っている。「観蜂と遠雷」は現在2度目になる。それほど魅力的な内容であったである。

 ホールで聞く音楽。生で聞く音は別格。その魅力に誘われ、聴きに出かけることがある。ピアノコンテストの現状を厳しい眼で追っている。だが、音楽とは自然の贈り物として捉えようと作者は考えているようだ。その考え方にとても共感し、再読を愉しんでいる。恩田さんの本は図書館で借りて読んでみる気になっている。



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