2016年05月31日

奇跡の人

原田マハ著 双葉社刊 北名古屋市東図書館蔵

  この人の作品は気に入りである。すべてを読んだわけではないが、難しい本の間に、楽しみとして目を通している。いつも読後、なぜか満足感がある。それが魅力であろうか。頭休めの本をと探していたら、この本が目に飛び込んだ。「原田さんがへレンケラーの小説?」と一瞬、脳裏に閃いた。気に入りの作家だからこれと決めて借りてきた。

 時は明治、所は青森県弘前。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない」という3重苦の少女レンのため、アメリカ帰りの旧幕臣の娘・安が教育係として招かれた。この3重苦の少女が気品と尊厳を備えた人として生きることを目標として、壮絶な指導が行われる。安の指導を妨げるのは、親、兄弟、お手伝いたち。大人達は都合のよい子に仕向けようとする。それが少女の心を閉ざしてしまう。現代の親毒。人と人が接し得るようにと「言葉」を教える。3重苦の少女にどのように教えるか読者を惹き付ける。

 現在では、高齢出産の影響でか、多動児が多いと聞く。それでも、指導法によっては人として活躍できる子になるかも知れない。作者は子どもは無限の可能性を有すると、この本で訴えている。

 歳をとると、涙腺がもろくなるという。恥ずかしい話ではあるが、この本を読みながら、何度涙を流したことだろうか。子どもの指導現場で働く人は是非読んで欲しい。可能性が見つかれば、教師冥利に尽きるではないか。
  

Posted by mc1543 at 15:05Comments(0)TrackBack(0)読書

2016年05月22日

ジューン・ベリー


 庭に3本のジューン・ベリーの木がある。1本は成木で毎年多くの実みを付けてくれる。実の色彩が魅力的である。また、晩秋には紅葉を鑑賞できるので重宝している。

 ひこばえは挿し木して現在2本育てている。楽しみがまだまだ増えそうfだ。

 数日前から、ずいぶん色づいてきた。庭仕事をしながら、つまみ食いをしている。結構甘くなってきている。今夕、熟した実を収穫した。50粒以上はある。

 爺婆二人の夕餉には十分な量のデザート。まだ、数日は果実を楽しむことができる。鳥と実の取り合いにならぬよう注意が必要だが。庭で採れる小さなデザート。採れたての魅力。

  

Posted by mc1543 at 18:56Comments(0)TrackBack(0)日々の生活

2016年05月19日

庄内緑地公園

 天候に恵まれ、日差しは強いが爽やか。健康おためにと出かけた。
 庄内緑地公園にヒトツバダコ(別名ナンジャモンジャノキ)が今見頃でした。バラ園からはかすんだように見えました。群生することもなく、あちこちで散見できる。ちょっぴり変わった木です。

 ずいぶん以前になるが、犬山市内で見つけたことがある。

 バラは見事に咲き誇っていました。バラの美しさに魅了され多くの人がカメラを構えて撮ってみえました。散策日よりでした。無料の遊び場としても良いほどです。


  

Posted by mc1543 at 14:08Comments(0)TrackBack(0)

2016年05月08日

新たな挑戦

 昨年、アクア・トト ぎふを初めて訪れた。展示方法が気に入ってしまった。さらに、「ハイギョ」の展示案内が掲示されていた。一気にこの水族館に関心が高まった。
 
 水生動物にも水生植物にも全く知識を持ち合わせていない。少しずつ勉強してみようとそんな雰囲気になってしまった。「ハイギョ展」を訪れた折、思い切って勉強するつもりで、年間パスポートを購入した。

 今年、古稀を迎える。「六〇の手習いならぬ」、七〇の手習いだ。遅きと思わず、前向きにと、「ハイギョ」についても調べた。今月出かけたときには、「アクア・トトぎふ」の案内書を購入。これを読んで、図書館で少しずつ勉強すれば、ずいぶん勉強できるのではと、意気込んでいる。

 車が運転できる間は、この水族館を1つの勉強の場と考えたい。1年に何回行けるかも不明。どれほど勉強できるかも不明。だが、老いた頭に刺激を、水生生物の知識を豊にと考えている。

写真はゾウガメ。涙を流しているかと思いきや、よく観察していると鼻水を! ゾウガメも花粉症かな?