2016年10月08日

バロック

 広辞苑で調べると17世紀初頭から18世紀に全ヨーロッパを風靡した芸術上および文学上の
様式」と記されている。日頃、バロック音楽、バロック様式の建築などと当たり前に使っている。
中学の社会か高校時代に世界史でこの言葉を学んだ程度。恥ずかしい話だが、今日までその
語源は全く知らなかった。

 昨日、岡崎市美術博物館へ出かけた。ここのニュースとして「アルカディア」が発行されている。
一般人の我々には、知識のの宝庫となり得る雑誌である。出かける度に戴いてきて、自宅でゆっ
くり目を通す。

 68号には今回の特別企画展「ブリューゲルとバロックの巨匠」について、高見翔子さんの解説が
記されている。大変興味ある内容である。この中に、バロックの語源について記されている。「バロッ
ク」とは本来ポルトガル語で「歪んだ真珠」を意味する「Barroco(バロッコ)」に語源を持ちます。つま
り、「バロック」という言葉は当時、イタリヤ・ルネッサンスに対し、規則から外れた美術を指す蔑称と
して用いられてきました。」とある。

 これを読んで知識が随分広まった感じがする。多くの美術館が定期刊行物として無償で配布してい
る。展示会がより理解できるだけでなく、その周辺までも情報が得られるのは大変有り難い。美術関
係の出版物の情報も、読書の役に立つ。「アルカディア」は魅力的な美術情報誌だ。ネット見えるのも
有り難い。



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