2016年09月12日

仰げば尊し

 こんな題名のテレビ番組が数ヶ月前から始まった。ブラスバンドに関係する番組との情報につられて、大して面白くもない
番組に最後まで付き合う羽目に。昨夜、終了。

 50年以上前になるが、中学・高校とブラスバンドに所属し、へたくそな音を出して部活を楽しんでいた。我が校のブラスバンドは中学生と高校生で編成。それでも20人ほどの部員。もっぱら、野球の応援や運動会、文化祭だけでの活動。得意の楽器はホラ。楽器の音色は三流以下、だが、ホラだけは一流ではなかったかと自認しているが…。

 同級生はたったの二人。バリトンを吹くS君。高校2年生まで頑張った。彼とは違う進路をたどったが、大学の県大会でグラ
ンドでバッタリ顔合わせ。彼とは不思議な縁であった。彼とはヒット歌謡曲を採譜してこっそり楽しんだこともある。また、
クラブが終わって帰宅するとき待っていてくれる人が居た。僕には青春の思いがブラスバンド活動に濃色されている。

 
 部活の思い出に耽りながら観た「仰げば尊し」。弟も同じ学校でサックスを。娘は地元校にてフルートでブラスの音色で青春
を謳歌。共通の思いが我が家には残っている。番組の内容は、実話を元にしたとの前評判。番組で登場するヤンキーチックな高校生たち。あれほど荒れている高校が本当にあるのだろうかと疑問を感じた。まぁ~、面白くするためだろうと推測。青春のかすかな記憶が蘇ったことは事実。ブラスの音色は僕の青春であったことをこの番組で再確認。今では楽器こそ吹かないが、ホラ吹きだけは健在。アァ~ 情けない。


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