2016年04月05日

楽しむ



 若い頃はもっぱら仕事上の付き合いでお酒の席に着いた。いろいろなお酒を飲んできたが、「旨い!」と思って飲んだことは、残念ながら経験がない。

 酒の席とは言え対人関係があるので、決してゆったりした気分で飲めるわけではない。何らかの緊張があった。親しい学友と飲むときでさえ、何らかの話題で議論していた。酔いはしたが、アルコールの勢いで議論が弾んだくらい。

 若いときには、夜遅く読書をするときにウイスキーを友にしていた。香りが僕の脳を活性化してくれていたようだ。日中、コーヒーを飲みながらの読書と同じである。晩酌をするようになったのは、夫婦二人の生活になってからのこと。冬から春にかけては日本酒か焼酎。春から夏にかけてはビールかワインが旨い。

 パートナーと気楽に飲む少量のアルコール。肴との相性も舌に感じ、どのようなアルコールでも実に旨いと感じる。今では様々なアルコールを飲み比べて二人で楽しんでいる。酒の味がわかる年齢になったようだ。

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